梅の花はまだ蕾だった今年の観梅コンサート
2012年2月19日 新しき村から贈られた紅白の梅の花を愛でながらのコンサートですが、今年で観梅コンサートは第9回目でした。しかし今年はまだ蕾のままで冬の寒さを改めて感じました。最初から演奏者としてかかわっていることに改めて感慨を覚えながらも、一輪も花がこぼれていないのは少し寂しい気がしました。この実篤記念館のコンサートは和洋のコラボレーションが特徴としてあげられるでしょう。ここ仙川は桐朋音楽大学があり、毎年音楽家の卵の方が参加し演奏するので、コラボが実現しています。通常はたとえ一緒に演奏しても和は和、洋は洋とそれぞれが演奏しておしまいということが多いでしょう。しかしこの実篤記念館の友の会主催の演奏会は、とにかくその日の演奏者が全員で一曲演奏するということが決まりです。今回はチェロとバイオリン奏者が演奏しましたが、合同曲演奏曲は「春の海」。最初は箏尺八で始まり途中で合奏し、更にはバイオリンとチェロのみの演奏になりまた全員で演奏という展開です。一昨年の楽器はオーボエとファゴットでしたから最後の曲はやはり全員で演奏しましたので箏、尺八、オーボエ、ファゴットそして十七絃での合奏となりました。遊び心満載の演奏会といったところですね。