2009年6月13日・14日にかけてNPO法人邦楽指導者ネットワーク21の主催する福岡県志賀島で行われた合宿講習会に参加しました。この志賀島は玄界灘に浮かぶ島といってよいほどの細長い陸地でつながった半島で、金印が出土したことで古代歴史において、また邦楽器発祥においても有名で、社会の教科書に載っています。ここで、邦楽界の貴公子とうたわれる藤原道山氏をゲストに招いての講習会でした。もうお一人の指導者は、NPO法人の代表理事であり、日本音楽集団の代表でもある田村拓男氏です。講習曲の他に尺八部門では藤原道山氏による基本の吹き方から息の吸い方といった、基本の基本のようなことから指導していただきましたが、これがまた目から鱗が落ちるといったような内容でした。また、特に道山コンサートでは、道山先生との合奏を目的に参加された面々の力の入った演奏と合奏する道山先生の竹の音色に聞きほれる瞬間でした。また、アンコールに応え、志賀島の海と講習会の心情を即興で独奏されたましたが、夢見心地境地でした。また、田村先生のリズム講習では、テンポの取り方とか、テンポの始点とかゲーム的な要素も踏まえて全140人に及ぶ講習でした。こういった機会でもないとなかなか藤原道山氏と近くで声を交わすことなど叶わぬところですが、合宿のおかげさま様ですね。この合宿は福岡県支部の東島さんの大変なご苦労で無事終了できましたこと改めてお礼申し上げます