第4回竹と風の音を楽しむ会を開催しました。

友情出演の渡辺智克さんを加えて総勢9名が舞台に、そしてここのホールで生まれた名曲「今日の日はさようなら」を最後に吹奏し、全員で合唱しました。

 2011年5月28日調布市つつじヶ丘児童館ホールにおいて第4回竹と風の音を楽しむ会を開催しました。台風の影響で、20日位早い関東の梅雨入りが宣言されるなど足場の悪い中お集まりいただき誠にありがとうございます。
「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉がありますが、悲しいとき、苦しいとき、人は歌で、音楽でその心を癒(いや)してきました。2011年3月11日は私たちにとって東北関東(東日本)大震災という途轍(とてつ)もない災害に遭(あ)いました。その上に原発(げんぱつ)の放射能被害という災いが日本全土を覆(おお)っています。私たち平成尺八塾も味の素スタジアムに被災(ひさい)され避難(ひなん)されている方々に炊(た)き出しもさせていただきました。この災難に遭(あ)われた全ての人々に思いを寄せて竹の会を開きます。一本の竹の切り口を掠(かす)めて奏でる音が、被災した皆様の心に、慰めとなり届くことを願います。(プログラムの中から)
 今回は震災の復興を願うことを主目的に置き、曲の選定を行いました。復興を願う夢の持てる曲として「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」や「北国の春」「昴」「若者たち」「この道」「銀色の道」「翼をください」の他カラオケにも合わせて竹をふきました。 
心境を一句「被災地の空に響けと竹をふく」    平成尺八塾門傳良男
最後に吹いた「今日の日はさようなら」は、森山良子がヒットさせましたが、金子詔一作詞作曲の曲はここの児童館ホールで生まれた名曲です。