第4回竹と風の音を楽しむ会を開催しました。
「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉がありますが、悲しいとき、苦しいとき、人は歌で、音楽でその心を癒(いや)してきました。2011年3月11日は私たちにとって東北関東(東日本)大震災という途轍(とてつ)もない災害に遭(あ)いました。その上に原発(げんぱつ)の放射能被害という災いが日本全土を覆(おお)っています。私たち平成尺八塾も味の素スタジアムに被災(ひさい)され避難(ひなん)されている方々に炊(た)き出しもさせていただきました。この災難に遭(あ)われた全ての人々に思いを寄せて竹の会を開きます。一本の竹の切り口を掠(かす)めて奏でる音が、被災した皆様の心に、慰めとなり届くことを願います。(プログラムの中から)
今回は震災の復興を願うことを主目的に置き、曲の選定を行いました。復興を願う夢の持てる曲として「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」や「北国の春」「昴」「若者たち」「この道」「銀色の道」「翼をください」の他カラオケにも合わせて竹をふきました。
心境を一句「被災地の空に響けと竹をふく」 平成尺八塾門傳良男
最後に吹いた「今日の日はさようなら」は、森山良子がヒットさせましたが、金子詔一作詞作曲の曲はここの児童館ホールで生まれた名曲です。