観梅のしらべは、友の会会長の青野さんのご挨拶で梅の花が綻ぶように始まります
2010年2月20日は穏やかな日和で、梅見には最高の一日でした。この観梅のしらべは実篤記念館友の会主催によるもので、桐朋学園大学と地元仙川商店街協同組合の協力で行われる友の会交流会の第1部です。観梅のしらべは箏尺八で宮田耕八朗作曲の「キビタキの森」、オーボエ・ファゴットは「インヴェンションよりNO1バッハ作曲他浜辺の詩、椰子の実」べートーベン作曲「3つのデュオよりロンド」を演奏。また花筏のもう一曲は長澤勝利作曲二つの田園詩でした。またこの実篤記念館友の会交流会の定番であります和と洋のコラボレーションによる演奏があります。今回は渡辺泰子編曲「お江戸日本橋メドレー」を5人で演奏いたしました。13絃箏と十七絃、オーボエとファゴット、そして尺八の5つの楽器で演奏をいたしました。箏が全編を演奏しファゴットから入りオーボエに変わり、尺八が入って最後は全員で奏でるといった形式でした。それぞれの楽器の持つ特徴有る音色が、これまた一味もふた味も違った日本晴れの江戸情緒がかもし出せたのではないかと感じました。これは鑑賞した皆さんお一人おひとりが感じてくれたことと手前味噌ながら私自身が思っています。
第二部の友の会交流会はハーモニープラザに会場を移し、ビデオ「愛と死」鑑賞。同原稿の逸話、友の会幹事で司書でもある横山さんが「ぼくもきみもかぼちゃも大切、みんな美しいを小学校図書館の時間に実篤を紹介」等のレポートがなされました。
毎度のことながら、観梅のしらべは実篤記念館の職員の皆さんのご協力によりますが、何より桐朋学園の関田教授には、いつも間に入っていただき、取り持っていただいていることを深く感謝いたします。ありがとうございました。今日画像をいただきましたので貼り付けました。わずか3枚ですが少しでも会場の雰囲気を味わっていただきたいと思います。