Archive for 2月, 2010

花筏 実篤記念館の観梅のしらべで演奏を

水曜日, 2月 24th, 2010

観梅のしらべは、友の会会長の青野さんのご挨拶で梅の花が綻ぶように始まります

箏尺八にオーボエとファッゴットが加わり、賑やかな日本橋、日本晴れといった雰囲気でした

武者小路実篤の作品が箏と尺八の音楽に浸っています

 2010年2月20日は穏やかな日和で、梅見には最高の一日でした。この観梅のしらべは実篤記念館友の会主催によるもので、桐朋学園大学と地元仙川商店街協同組合の協力で行われる友の会交流会の第1部です。観梅のしらべは箏尺八で宮田耕八朗作曲の「キビタキの森」、オーボエ・ファゴットは「インヴェンションよりNO1バッハ作曲他浜辺の詩、椰子の実」べートーベン作曲「3つのデュオよりロンド」を演奏。また花筏のもう一曲は長澤勝利作曲二つの田園詩でした。またこの実篤記念館友の会交流会の定番であります和と洋のコラボレーションによる演奏があります。今回は渡辺泰子編曲「お江戸日本橋メドレー」を5人で演奏いたしました。13絃箏と十七絃、オーボエとファゴット、そして尺八の5つの楽器で演奏をいたしました。箏が全編を演奏しファゴットから入りオーボエに変わり、尺八が入って最後は全員で奏でるといった形式でした。それぞれの楽器の持つ特徴有る音色が、これまた一味もふた味も違った日本晴れの江戸情緒がかもし出せたのではないかと感じました。これは鑑賞した皆さんお一人おひとりが感じてくれたことと手前味噌ながら私自身が思っています。

 第二部の友の会交流会はハーモニープラザに会場を移し、ビデオ「愛と死」鑑賞。同原稿の逸話、友の会幹事で司書でもある横山さんが「ぼくもきみもかぼちゃも大切、みんな美しいを小学校図書館の時間に実篤を紹介」等のレポートがなされました。

 毎度のことながら、観梅のしらべは実篤記念館の職員の皆さんのご協力によりますが、何より桐朋学園の関田教授には、いつも間に入っていただき、取り持っていただいていることを深く感謝いたします。ありがとうございました。今日画像をいただきましたので貼り付けました。わずか3枚ですが少しでも会場の雰囲気を味わっていただきたいと思います。

布田小学校での伝統文化こども教室修了式

火曜日, 2月 23rd, 2010
平成22年2月20日の今日布田小学校で開催していた文化庁委嘱事業の伝統文化こども教室の修了式を行いました。昨年の6月20日から始まったこの教室全員にたいして「良く出席し、休まずにつづけてきました」と修了証書を授与し、式のあと修了演奏会、そして茶話会を行いました。演奏は、初めの一歩、カントリーロード、ミッキーマウスの三曲。今日の演奏は今までで一番よかった演奏でしたね。回を重ねるごとに上手になるその集中力は素晴しいの一言でした。その後の茶話会で一人ひとりに感想を述べてもらいましたが、また来年もしたい、文化祭で演奏したことが楽しかったなどが語られました。やはり人前で演奏する場面が一番の印象なのだと感じました。修了式アルバムのページを作りましたのでご覧下さい。また、指導員の演奏としては、田代せつ子さんが三絃、駒井孝子さんがお箏、そして肩を痛めた柴田さんの代わりに特別に小林千恵子さんに十七絃を、尺八は門傳良男の4名で水川寿也作曲の風のモザイクを演奏いたしました。

おひきぞめ会に

金曜日, 2月 12th, 2010

 2月7日は中西賀代子さん(調布三曲協会会員)社中のおひきぞめの会にお声がかかり、楽しい会に参加してきました。全18曲で、私は、オーロラ(吉崎克彦)、古曲ゆき、北海民謡調(宮城道雄)、秋韻(あきのひびき宮城道雄)の打ち物で出演しました。他に尺八では、黒田煌山氏、橋本洋氏が同様にゲスト出演でした。また、花岡先生や池田先生など懐かしい先生方にもお会いできました。社中は小学生からの幅広い層の参加者で、和気藹々の楽しい会でした。しかし演奏となるとそれこそ皆さん真剣に取り組み、たづくり10階の和室は、和気と熱気で充満していました。

花筏公演お知らせが朝日新聞でチラリと

火曜日, 2月 9th, 2010

 恒例の実篤記念館の観梅会において、毎年花筏の演奏が行われてきましたが、2月3日の朝日新聞に実篤記念館の梅が綻んだとの記事が掲載され、そして、花筏の公演が有る旨がチラリと紹介されました。紹介された梅の花の写真はさすがに記事に掲載されただけあり、ふくよかな香りが紙面から漂ってくるような鮮やかなそして確かな梅の花です。花筏は宮田耕八朗作曲のキビタキの森と長澤勝利作曲 二つの田園詩を演奏いたします。桐朋学園からはファゴットとオーボエの奏者が出演します。定番として出演者全員で合奏する曲があります。曲目は渡辺泰子編曲「お江戸日本メドレー」を箏、十七絃、尺八、オーボエ、ファゴットで演奏します。全編を箏が奏で、尺八・オーボエ・ファゴットが出たり入ったりします。

2010年2月3日朝日新聞朝刊に掲載された梅の開花記事