Archive for the ‘平成尺八塾’ Category

小学校の体験教室終了。125名が吹奏体験しました。

火曜日, 12月 13th, 2011

まず吹くための口を作ることがチョー大事。さー自分の手の甲に息を吹きかけてみて?息してる?

無心に尺八を吹く小学生

2011年12月8日調布市立深大寺小学校の6年生、16日は布田小学校の6年生。各学校とも2クラスで60~65名を対象に邦楽教室の指導をいたしました。邦楽体験教室は箏・尺八の体験です。全員にプロジェクターで楽器の説明をし、春の海の模範演奏を鑑賞した後、体験に入ります。楽器の数の面から一クラスを3班に分けての体験です。したがって一班が約10分の体験です。尺八体験では実際の竹の尺八(6寸管)を12本用意し体験に供しました。(昨年まではプラ管を使用)もち方、吹き方、そして実際に吹くことを行いますが、何せ時間が10分では何ができるかとお思いでしょう?それがその短い時間でほとんどの生徒が音を出します。ただお独りなかなか音が出なかった方がいました。担任の先生でした。先生ごめんなさい。音楽の先生はすぐに出ましたが、先生曰く教員の研修で1時間くらいトライしたけれど全く出なかったのに、と驚いていました。
そして来年は5年生の教科に体験があるけれど、出来れば2班体制で(体験時間が15分になるので)体験させたい、と希望されていました。体験時間があと5分延びたら「ロツレチハ」までいくかな?等と勝手に思ってしまいました。
最後になりましたが、箏の指導をしていただいた中西さんありがとうございました。
 第2弾は布田小学校での体験教室でした。6年生2クラスで計65名。深大寺小学校同じく各クラス3班に分かれての体験でした。本当は実体験の時間をもう少し多くしたいところですが、楽器の用意ができず1回12名位が限度でした。次回は少なくとも2班構成で出来るといいと思います。振り返ってみれば約8割のこどもが竹を鳴らしました。学校から感想文も寄せられましたので、掲載します。

生徒の感想(一部)邦楽教室の感想 抜粋
<尺八の演奏を聴いて>
・いい音が和室全体に広がっている感じがして感激しました。
・尺八の音をきいていると、日本の音だな~と感じました。
・尺八は、音が揺れている感じがして、とてもきれいでした。

<体験して>
・なかなか音をだすのに苦労しました。尺八の先生は、すごく上手く吹けていたけど意外と難しかったです。
・穴が少しなのに、先生はいろいろな音をだしていて、尺八は奥深いな、と思いました。
・音がなかなか出ませんでした。最後は結局音が出ずに終わってしましましたが、とても楽しかったです。教えてくださった先生もとてもやさしくて、良い思い出になりました。
・最初は、音が全然出なくてショックでしたが、先生に教えてもらったら吹けて、尺八はとても吹くのが難しいと聞いていたので、とても嬉しかった。
・前はこんなにおもしろいものはなかったし、母に言ったら「今の子はいいわね~」と言われました。
・とても貴重な体験ができました。楽しかったです。

竹便り第8号を発行しました。

日曜日, 11月 13th, 2011

2011年11月22日付けで竹便り第8号を発行しました。印刷もきれいに仕上がりました。賛助会員の皆様への発送は22日頃になります。竹便り8号A

第12回わくわく広場まつりに

土曜日, 11月 12th, 2011

皆さんと共にご冥福と復興を願いました。

2011年10月30日「第12回わくわくひろば祭り」に参加出演しました。我がメンバーは、中学生を含む8人の他に、民謡の保坂さんを加えて何と九名でした。会場には大勢の皆さんが温かい眼差しで、演奏に聞き入っていました。
今年の主題である東日本大震災の被災者へのご冥福と一日も早い復興を祈念しての選曲です。
わくわく広場まつりも小学校の合唱部や中学校のトークと演奏、高校のチアダンス等も加わり、演目も増え、唄、踊り、ゲームと盛りだくさんで、楽しめる内容でいっぱいでした。
我が演奏曲は尺八二重奏曲のメドレー「星に願いを」と題し、東日本大震災の一日も早い復興を祈念した復興祈念曲「遠き山に日は落ちて、見上げてごらん夜の星を、星に願いを」と演奏し、最後に調布で生まれた今日の日はさようならと詩吟入りの黒田節で締めました。

文化祭は東日本大震災復興祈念の曲を献奏

日曜日, 11月 6th, 2011

箏1面と竹8管の六段の調

客席は目を凝らして見入ってくれました。

涙そうそう、島唄にも

2011年11月3日今年の市民文化祭は、平成尺八塾として初めて古典(六段の調)に挑戦しました。箏1面に対し、尺八は8管いわゆる8名です。舞台では横の音がなかなか聞き取れないという状況を少しでも改善し、良い演奏を目指すため、箏と私の尺八をマイクで拾い、その後ろに半円状でならぶ尺八演奏者にモニターをセットしての演奏でした。
またもう一曲は東日本大震災の被災者のご冥福と一日も早い復興を願っての「星に願いを」と題した演奏でした。遠き山に日は落ちて、で演奏を始め見上げてごらん夜の星を、そして星に願いを、さいごは今日の日はさようならと演奏を終了しました。会場の皆さんがハミングをされるのが舞台まで聞こえました。そして、演奏が始まると同時に舞台も客殿も明かりが消え、多摩川に沈む夕日と演奏当日の2011年1月3日の午後5時から一時間ごとに明けがた6時までの、調布市から望む南天の星空を映しだしました。スクリーンでなく反響板だったので色が少しくすんでいましたが、星空と分かっていただき、会場の皆さんと一緒に復興と冥福を祈りました。舞台のみなさんも昆虫の触角のような形状のミュージックライトを使い一生懸命に演奏いたしました。合掌

今日の日はさようならを立って演奏

向島百花園にて

木曜日, 11月 3rd, 2011

宴席ではリクエストもあり

庭から木枯を吹きながら登場です

2011年10月29日 会場は向島百花園御成座敷での会合の席でした。会合は城北会といい、高校の同窓生のうち土木関係あるいはその関連の仕事をしている方々の集まりで、上は80代から30代という幅の広い集まりでした。私はというと、この日のテーマであるスカイツリー誘致などにまつわる話を区建設部長さんから講義を受けた後の、宴会の趣向ということで招かれました。来てほしいという話しは、大変懇意にしていただいている稲葉先生からのお誘いで、実は前日に電話で誘われたものでした。向島百花園はいまだ訪れたことがなくとても興味もありましたので、時間をやり食って伺いました。
会場に着き着替えるや否やさっそく茶屋のご亭主が籠提灯で園内を案内していただき、あずま屋から尺八を奏でながら宴席へ登場しました。
宴も酣で宴席の皆様には突然の尺八の音楽ということでしたし、お酒の勢いもあってとても楽しんでいただいたようでした。私自身もとても楽しませていただきました。その後お膳もいただきました御馳走様でした。その後焼鳥屋で二次会。そのあと何と稲葉先生の秘密のアジトという下北沢のJAZZ BAR por tin tinでジャズを聴きながらバーボンなどをちびりちびりといただきながら心地よい時間を過ごしました。そこで稲葉先生が竹をどうしてもというので、また竹を出し、一曲奏でました。曲は本曲木枯。マスターはJALのスチュワーデスをしていたという方で、まー素晴らしい美人でした。そのママに所望されたこともあり、ついつい調子に乗って吹いてしまったのです。帰り着いたのは午前3時でした。

ジャズバーでバーボンの心地よさに、ついつい

第4回多摩川名月祭に参加して

月曜日, 9月 12th, 2011

川辺に自生する胡桃の木の前で鎮魂と復興の思いを吹奏

拡声器を導入しての演奏は微細な音も観客の心に届けた

 名月祭が開催された9月11日日曜日は、今年の仲秋の名月(満月)の前日の待宵月でした。
 会場の多摩川の土手には階段状の客席(私たちが勝手に客席と呼んでいる)があり、目の前に流れる多摩川。そしてその先には川崎市から稲城市・多摩市につながる都築丘陵が横たわり、よみうりランドのタワーと観覧車の先に富士山のシルエットが赤い夕焼けの明かりが残る空にくっきりと浮かび、そして東の空にまん丸の月がふわっと上がってくるというひと時でした。
 平成尺八塾は齊藤さん、根津さん、小久保さん、高野さん、澤口さん、そして門傳の6名でした。残念ながら我が平成尺八塾の若手ホープである中学三年生の2人は試験中と尺八塾でない塾で、参加できませんでした。
 今回は屋外の演奏に対する武器を用意しての演奏を試みました。それは演奏者各自の竹の口元にマイクを付けてミキシングし、音を録りアンプで流しました。 したがって尺八の微妙な音もしっかりと聞こえて良かったです。という声をいただきました。
 演奏曲は尺八二重奏曲のメドレー「星に願いを」と題し、東日本大震災の一日も早い復興を祈念した復興祈念メドレー曲にしました。曲目は遠き山に日は落ちて、見上げてごらん夜の星を、星に願いを、そして尺八本曲「峰の月」を演奏し、最後に調布で生まれたといってよい金子詔一作曲の今日の日はさようならを演奏してわがステージは終了しました。

餅つきは腰つきがだいじです。

 会場の皆さんと一緒に「十五夜さんのもちつき」をいたしました。お餅ちつきは、腰つきがとても大事で、皆さん良く腰が入っています。そして客席のみんなも一斉に歌に合わせてつきました。
唄「十五夜さんの餅つきはトーントーントッテッタ トーントーントテッタ トッテットッテットッテッタ オッコネタオッコネタオッコネオッコネオッコネタ オッツイタオッツイタオッツイオッツイオッツイタ シャーンシャーンシャンシャンシャン シャーンシャーンシャンシャンシャン トッテットッテットッテッタ」 はい!お餅イッチョウつきあがりイ~。

平成尺八塾新聞「第7号」を発行しました。竹便り7号Ⅱ

竹便り6号を発行しました

木曜日, 8月 25th, 2011

 竹便り第6号は第4回多摩川名月祭のお知らせで、平成尺八塾新聞のはがき版でお知らせいたします。

 時は9月11日の日曜日。この11日はという日は中秋の名月と言われる満月の前日です。悠久の多摩川を目前にして月を見ませんか?

今年も多くのパフォーマンスがあります。わが平成尺八塾も出演します。特に震災復興を願い、その思いを演奏に託します。竹便り6号

 

竹便り5号発行しました。賛助会員募集開始

土曜日, 8月 13th, 2011

竹便り5号 竹便り5号は富士山の麓での合宿をメインに報告しいます。また7月23日に震災で延期になった夢舞台での演奏も記載しています。
 また今回初めて平成尺八塾の賛助会員を募集することにいたしました。
 賛助会の目的は、日ごろから平成尺八塾がボランティア活動や、施設や地域行事への訪問演奏活動を行っていますが、そのような活動を理解し、印刷費や郵送費の一部を負担し支えてくれる方を賛助会員としてお願いいたしたいということです。
 発行の目的は、平成尺八塾の種々の活動を新聞という紙面からお伝えする。そして少しでも多くの方に尺八の魅力を理解していただくこと。このような事が伝えられたらこの上ない喜びです。この思いを新聞形式で発行します。
 賛助年会費は1口1000円で、1口以上をお願いします。

富士山の麓での合宿

火曜日, 7月 12th, 2011

おっきな富士山の前で 全員集合 イエーイ!


走って跳んで緑の風の中で

矢部の郷を合奏しました

いとたけの演奏を

 2011年7月16日17日は富士吉田で開催される合宿に参加しました。当塾からは、根津武則さん高野義彦さん齋藤恭正さん、風間禅寿君が参加。もちろん私もです。小学校生から中学高校生そして大人と総勢57名、凄いですね。
 曲目は予定に掲載したとおり難しいものが多いですが、みんなで頑張っています。涼しい富士山の麓での合宿の成果は、楽曲の練習とコンサートもさることながら、また新しい仲間との出会いもあり、とても有意義でした。特に平成尺八塾の皆さんは、日頃竹だけの合奏をしていますが、箏三味線とは初めて合奏しました。勉強になりました。みなさんありがとうございました。
 富士吉田青年の家(習志野市)に勤めておられた樋口精二さんともお会いできました。施設がすぐ隣にあるため連絡を取ったところ、コンサートを聴きに来てくれました。また素敵な差し入れを頂、皆さんでいただきました。本当に有難うございました。
 翌日は青空の下富士山に見守られて、ハンカチ落としや鬼ごっこ、縄跳びなど富士の裾野を吹き抜ける涼風に吹かれながら、白樺林の木陰でレクリエーションをたのしみました。
 そして仕上げは、その木陰でのバーベキューでした。もうおなかも心もいっぱーいの合宿でした。

第4回竹と風の音を楽しむ会を開催しました。

土曜日, 5月 28th, 2011

友情出演の渡辺智克さんを加えて総勢9名が舞台に、そしてここのホールで生まれた名曲「今日の日はさようなら」を最後に吹奏し、全員で合唱しました。

 2011年5月28日調布市つつじヶ丘児童館ホールにおいて第4回竹と風の音を楽しむ会を開催しました。台風の影響で、20日位早い関東の梅雨入りが宣言されるなど足場の悪い中お集まりいただき誠にありがとうございます。
「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉がありますが、悲しいとき、苦しいとき、人は歌で、音楽でその心を癒(いや)してきました。2011年3月11日は私たちにとって東北関東(東日本)大震災という途轍(とてつ)もない災害に遭(あ)いました。その上に原発(げんぱつ)の放射能被害という災いが日本全土を覆(おお)っています。私たち平成尺八塾も味の素スタジアムに被災(ひさい)され避難(ひなん)されている方々に炊(た)き出しもさせていただきました。この災難に遭(あ)われた全ての人々に思いを寄せて竹の会を開きます。一本の竹の切り口を掠(かす)めて奏でる音が、被災した皆様の心に、慰めとなり届くことを願います。(プログラムの中から)
 今回は震災の復興を願うことを主目的に置き、曲の選定を行いました。復興を願う夢の持てる曲として「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」や「北国の春」「昴」「若者たち」「この道」「銀色の道」「翼をください」の他カラオケにも合わせて竹をふきました。 
心境を一句「被災地の空に響けと竹をふく」    平成尺八塾門傳良男
最後に吹いた「今日の日はさようなら」は、森山良子がヒットさせましたが、金子詔一作詞作曲の曲はここの児童館ホールで生まれた名曲です。