2011年11月3日今年の市民文化祭は、平成尺八塾として初めて古典(六段の調)に挑戦しました。箏1面に対し、尺八は8管いわゆる8名です。舞台では横の音がなかなか聞き取れないという状況を少しでも改善し、良い演奏を目指すため、箏と私の尺八をマイクで拾い、その後ろに半円状でならぶ尺八演奏者にモニターをセットしての演奏でした。
またもう一曲は東日本大震災の被災者のご冥福と一日も早い復興を願っての「星に願いを」と題した演奏でした。遠き山に日は落ちて、で演奏を始め見上げてごらん夜の星を、そして星に願いを、さいごは今日の日はさようならと演奏を終了しました。会場の皆さんがハミングをされるのが舞台まで聞こえました。そして、演奏が始まると同時に舞台も客殿も明かりが消え、多摩川に沈む夕日と演奏当日の2011年1月3日の午後5時から一時間ごとに明けがた6時までの、調布市から望む南天の星空を映しだしました。スクリーンでなく反響板だったので色が少しくすんでいましたが、星空と分かっていただき、会場の皆さんと一緒に復興と冥福を祈りました。舞台のみなさんも昆虫の触角のような形状のミュージックライトを使い一生懸命に演奏いたしました。合掌
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文化祭は東日本大震災復興祈念の曲を献奏
日曜日, 11月 6th, 2011向島百花園にて
木曜日, 11月 3rd, 20112011年10月29日 会場は向島百花園御成座敷での会合の席でした。会合は城北会といい、高校の同窓生のうち土木関係あるいはその関連の仕事をしている方々の集まりで、上は80代から30代という幅の広い集まりでした。私はというと、この日のテーマであるスカイツリー誘致などにまつわる話を区建設部長さんから講義を受けた後の、宴会の趣向ということで招かれました。来てほしいという話しは、大変懇意にしていただいている稲葉先生からのお誘いで、実は前日に電話で誘われたものでした。向島百花園はいまだ訪れたことがなくとても興味もありましたので、時間をやり食って伺いました。
会場に着き着替えるや否やさっそく茶屋のご亭主が籠提灯で園内を案内していただき、あずま屋から尺八を奏でながら宴席へ登場しました。
宴も酣で宴席の皆様には突然の尺八の音楽ということでしたし、お酒の勢いもあってとても楽しんでいただいたようでした。私自身もとても楽しませていただきました。その後お膳もいただきました御馳走様でした。その後焼鳥屋で二次会。そのあと何と稲葉先生の秘密のアジトという下北沢のJAZZ BAR por tin tinでジャズを聴きながらバーボンなどをちびりちびりといただきながら心地よい時間を過ごしました。そこで稲葉先生が竹をどうしてもというので、また竹を出し、一曲奏でました。曲は本曲木枯。マスターはJALのスチュワーデスをしていたという方で、まー素晴らしい美人でした。そのママに所望されたこともあり、ついつい調子に乗って吹いてしまったのです。帰り着いたのは午前3時でした。
第4回多摩川名月祭に参加して
月曜日, 9月 12th, 2011 名月祭が開催された9月11日日曜日は、今年の仲秋の名月(満月)の前日の待宵月でした。
会場の多摩川の土手には階段状の客席(私たちが勝手に客席と呼んでいる)があり、目の前に流れる多摩川。そしてその先には川崎市から稲城市・多摩市につながる都築丘陵が横たわり、よみうりランドのタワーと観覧車の先に富士山のシルエットが赤い夕焼けの明かりが残る空にくっきりと浮かび、そして東の空にまん丸の月がふわっと上がってくるというひと時でした。
平成尺八塾は齊藤さん、根津さん、小久保さん、高野さん、澤口さん、そして門傳の6名でした。残念ながら我が平成尺八塾の若手ホープである中学三年生の2人は試験中と尺八塾でない塾で、参加できませんでした。
今回は屋外の演奏に対する武器を用意しての演奏を試みました。それは演奏者各自の竹の口元にマイクを付けてミキシングし、音を録りアンプで流しました。 したがって尺八の微妙な音もしっかりと聞こえて良かったです。という声をいただきました。
演奏曲は尺八二重奏曲のメドレー「星に願いを」と題し、東日本大震災の一日も早い復興を祈念した復興祈念メドレー曲にしました。曲目は遠き山に日は落ちて、見上げてごらん夜の星を、星に願いを、そして尺八本曲「峰の月」を演奏し、最後に調布で生まれたといってよい金子詔一作曲の今日の日はさようならを演奏してわがステージは終了しました。
会場の皆さんと一緒に「十五夜さんのもちつき」をいたしました。お餅ちつきは、腰つきがとても大事で、皆さん良く腰が入っています。そして客席のみんなも一斉に歌に合わせてつきました。
唄「十五夜さんの餅つきはトーントーントッテッタ トーントーントテッタ トッテットッテットッテッタ オッコネタオッコネタオッコネオッコネオッコネタ オッツイタオッツイタオッツイオッツイオッツイタ シャーンシャーンシャンシャンシャン シャーンシャーンシャンシャンシャン トッテットッテットッテッタ」 はい!お餅イッチョウつきあがりイ~。
平成尺八塾新聞「第7号」を発行しました。竹便り7号Ⅱ
竹便り6号を発行しました
木曜日, 8月 25th, 2011竹便り第6号は第4回多摩川名月祭のお知らせで、平成尺八塾新聞のはがき版でお知らせいたします。
時は9月11日の日曜日。この11日はという日は中秋の名月と言われる満月の前日です。悠久の多摩川を目前にして月を見ませんか?
今年も多くのパフォーマンスがあります。わが平成尺八塾も出演します。特に震災復興を願い、その思いを演奏に託します。竹便り6号
竹便り5号発行しました。賛助会員募集開始
土曜日, 8月 13th, 2011竹便り5号 竹便り5号は富士山の麓での合宿をメインに報告しいます。また7月23日に震災で延期になった夢舞台での演奏も記載しています。
また今回初めて平成尺八塾の賛助会員を募集することにいたしました。
賛助会の目的は、日ごろから平成尺八塾がボランティア活動や、施設や地域行事への訪問演奏活動を行っていますが、そのような活動を理解し、印刷費や郵送費の一部を負担し支えてくれる方を賛助会員としてお願いいたしたいということです。
発行の目的は、平成尺八塾の種々の活動を新聞という紙面からお伝えする。そして少しでも多くの方に尺八の魅力を理解していただくこと。このような事が伝えられたらこの上ない喜びです。この思いを新聞形式で発行します。
賛助年会費は1口1000円で、1口以上をお願いします。
富士山の麓での合宿
火曜日, 7月 12th, 20112011年7月16日17日は富士吉田で開催される合宿に参加しました。当塾からは、根津武則さん高野義彦さん齋藤恭正さん、風間禅寿君が参加。もちろん私もです。小学校生から中学高校生そして大人と総勢57名、凄いですね。
曲目は予定に掲載したとおり難しいものが多いですが、みんなで頑張っています。涼しい富士山の麓での合宿の成果は、楽曲の練習とコンサートもさることながら、また新しい仲間との出会いもあり、とても有意義でした。特に平成尺八塾の皆さんは、日頃竹だけの合奏をしていますが、箏三味線とは初めて合奏しました。勉強になりました。みなさんありがとうございました。
富士吉田青年の家(習志野市)に勤めておられた樋口精二さんともお会いできました。施設がすぐ隣にあるため連絡を取ったところ、コンサートを聴きに来てくれました。また素敵な差し入れを頂、皆さんでいただきました。本当に有難うございました。
翌日は青空の下富士山に見守られて、ハンカチ落としや鬼ごっこ、縄跳びなど富士の裾野を吹き抜ける涼風に吹かれながら、白樺林の木陰でレクリエーションをたのしみました。
そして仕上げは、その木陰でのバーベキューでした。もうおなかも心もいっぱーいの合宿でした。
竹便り4号発行
金曜日, 6月 24th, 2011第4回 竹と風の音を楽しむ会の演奏会が終わったところで、第4号の竹便りを発行しました。内容は味スタの「炊き出し」の件と第4回の竹と風の音を楽しむ会演奏会の件です。
第4回竹と風の音を楽しむ会を開催しました。
土曜日, 5月 28th, 2011「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉がありますが、悲しいとき、苦しいとき、人は歌で、音楽でその心を癒(いや)してきました。2011年3月11日は私たちにとって東北関東(東日本)大震災という途轍(とてつ)もない災害に遭(あ)いました。その上に原発(げんぱつ)の放射能被害という災いが日本全土を覆(おお)っています。私たち平成尺八塾も味の素スタジアムに被災(ひさい)され避難(ひなん)されている方々に炊(た)き出しもさせていただきました。この災難に遭(あ)われた全ての人々に思いを寄せて竹の会を開きます。一本の竹の切り口を掠(かす)めて奏でる音が、被災した皆様の心に、慰めとなり届くことを願います。(プログラムの中から)
今回は震災の復興を願うことを主目的に置き、曲の選定を行いました。復興を願う夢の持てる曲として「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」や「北国の春」「昴」「若者たち」「この道」「銀色の道」「翼をください」の他カラオケにも合わせて竹をふきました。
心境を一句「被災地の空に響けと竹をふく」 平成尺八塾門傳良男
最後に吹いた「今日の日はさようなら」は、森山良子がヒットさせましたが、金子詔一作詞作曲の曲はここの児童館ホールで生まれた名曲です。
第4回竹と風の音を楽しむ会を開催します
水曜日, 5月 18th, 2011案内状竹便り3号2011年5月28日土曜日 調布市つつじヶ丘児童館ホールにて第4回竹と風の音を楽しむ会を開催します。
また、この会の演奏曲も何もかもを被災した全ての方々への追悼と希望に捧げます。
当会のメンバーは「おーい」と声をあげると聞こえるくらいの近所の皆さん、それから我が母校の調布第三中学校の現役中学生など、竹の魅力にはまった面々が日頃の成果を発表いたします。
先だって4月9日には、当塾が中心となり、味の素スタジアムに避難されてきている方方への炊き出しを担当し、お昼のサンドウイッチや熱い味噌汁とコーヒーお菓子など200食分を提供させていただきました。また、この前に書きました岩手県へのボランティア活動等を行っていますが、できることを継続的に続けて行きたいと思っています。
この会の演奏曲も被災した全ての方々への追悼と希望に捧げます。お忙しい中おいでくださればこの上ない幸せでございます。お待ちしております。 平成尺八塾一同
災害ボランティアとして大船渡市の末崎中学校と大槌町伝承館等の避難所で活動してきました
水曜日, 5月 18th, 2011 2011年5月3日の夜発ち、5月4日に岩手県大船渡市の避難所の一つ末崎ふれあいセンターに、5日は大槌町の伝承館と安渡小学校を訪れました。それぞれの避難所で温かいコーヒーをドリップして皆さんに飲んでいただきました。
今回同行したメンバーは小林千恵子さん、私の友人菅野正美さんとわたしです。桑都の会の会員の一人の実家が大槌町にあり、ご尊父が津波の犠牲になられたことがきっかけでした。独りでも行きたいということを聴き同行することにきめました。私自身も嘗て竹の同門で兄弟弟子だった方の安否をインターネットで調べた結果、無事が確認されたもののなんとか見舞いたいと思っていた矢先でしたから、都合がよかったといえます。何と大船渡市役所から紹介された末崎ふれあいセンターの避難所は末崎中学校で、同門の彼氏の母校だと聞き、本当に良い巡り合わせの中でボランティア活動ができました。
ボランティアは現地の迷惑にならないよう身の回りの全てを自分たち自身で処理できることが最低の条件と承知していましたが、さすがに全部クリアーするのは大変でした。
作業中のトイレ(ポータブル水洗トイレ)を購入したり、宿が確保できない場合を想定しテントの確保、発電機にガソリン缶等。しかし、小林さんが、奮闘し遠いけれどなんとか宿を確保してくれたので、それは今回不要になりましたが、夏にはまた必要になります。
特に今回はコーヒーのサービスを思い立ち、味の素スタジアムで協力してくれたコーヒーの専門店の「南蛮屋」さんに、全面的なご協力をいただけたことが何よりでした。豆を600杯分とそれに伴う紙コップ砂糖、ミルク、マドラーまで。当然のことながら落とすためのネルドリッパーとサーバー3台、水のポリタンク(20リットル)、豆を入れておくクーラーボックス。そして幟旗。熱源はプロパン(8キロボンベ)を用意。ガス台は営業用の二重コンロに5リットル用ヤカン。テーブルといす。小林さんのほうではお菓子とキャンデーなど用意しました。またこどもの日ということで紙芝居の用意もして、一回だけでしたが上演しました。演目はお国柄宮沢賢治の「注文の多い料理店」を菅野氏と二人で話し、小林さんが箏を入れるなどして上演しました。
大船渡の末崎中学校ではコーヒーの合間に箏と尺八の演奏も行い皆さんに楽しんでいただきました。
今回はうまく活動ができたのは、現地に知り合いがいて諸般のことが円滑にゆきました。またこのボランティア活動は永く継続して活動することが重要であり、今後も何でも出来ることを継続してゆきたいと思っています。