プラハ(チェコスロバキア)ジャパンデーで本曲を

3月 10th, 2010

現地エージェントがPRしたポスター。病院の待合室や学校,公共施設等に貼られた。

 

会場は超満員。特有のフラットな床ですが、皆さん良く見てくれ、そして乗ってくれました

玉響のみなさんとの合奏、中国地方の子守唄他

「動」の和太鼓とよさこい踊りとは異なった「静」の場面の本曲木枯では水を打ったように息を殺して聞いてくれました。

 2010年2月26日27日とチェコスロバキアのプラハにおけるジャパンデーに参加し公演してきました。26日はプラハ市立ビトフスカ中学校で小学部(1~4年生)240人の皆さんとの交流会でした。翌日27日はプラハのスミホフ文化会館においてのジャパンデー本番でした。

オープニング和太鼓で幕が開き、在チェコ共和国日本大使の挨拶によって始まりました。プログラムは、和太鼓、文化琴、よさこい、講談、能、南京玉すだれ、和太鼓、よさこい、狂言、尺八、書道、和太鼓、ロックソーランと延々3時間に及ぶプログラムでした。和太鼓の迫力には、私のみならずチェコ人にとって度肝を抜くほどのインパクトだったでしょう。そんな中で、私は文化琴の玉響(たまゆら)会の皆さんからのお誘いで中国地方の子守唄、荒城の月、浜千鳥、さくらの合奏と本曲木枯と浪花節だよ人生はを演奏いたしました。とにかく熱烈な拍手に圧倒されました。後で聞きましたが、27日当日は一階席650人二階席200人立ち見含めて合計1100人ということだったそうです。まーびっくりしました。箏との合奏の尺八、木枯らしを吹いたソロの尺八、浪花節だよのカラオケの尺八と、1管で三つのパフォーマンスを披露できました。玉響の皆様に改めて御礼を申し上げます。

 展示ブースでは書道や折り紙などがだされ、これまた大繁盛でトイレに行く暇もなかったと聞きました。大使館でもこの種の日本文化の紹介行事はたびたび行っていますが、これほどチェコの人が集まったことはなかったと驚いていましたが、話半分にしても、現実に会場で、盛大なエールを送り続けてくれた皆さんを目の当たりにした私としては、正直に言って、他のジャパンイベントはどうでもよく、目の前の皆さんと、セットアップしていただいた皆さんに感謝するのみでした。写真はビトフスカ中学校とジャパンデーのスナップです。写真をクリックすると拡大になります。

聞いてくれたビトフスカ中学校の子供たちとの記念写真です。真ん中にいますが見えないくらいです。写真をクリックすると拡大します。

飛田給小学校の親子音楽会

3月 3rd, 2010

皆さんの知っているバッハは、六段を作曲した八橋検校が亡くなった年に生まれました。エーッ!

 2010年2月24日 飛田給小学校で親子音楽会が開かれました。従来は洋楽演奏の鑑賞会を行ってきましたが、邦楽演奏の鑑賞会もしたいとの考えから、今年度の音楽会は箏尺八の音楽をということになり、遊友を通じての出番となりました。プログラムはお琴の体験から始まり、邦楽の紹介から、六段、校歌演奏、崖の上のポニョそして、絵ものがたり花咲き山でした。体験は当初の希望の倍くらいになり、1回5人を5組くらい体験してもらった後演奏会ででした。体験した子供たちは口々に楽しい、音がきれい、もっとやりたい等々目を輝かせて口グチに発言していました。洋楽とは違った新鮮さを感じてくれた様でした。最後の花咲き山は、なんとPTA会長の鈴木さん自らが加わって語りを語るなど、ユニークなイベントとなりました。顔なじみの会長さんが語ったことを含めて、花さき山が始まると、会場との一体感が感じられました。いつもの事ながら、「驚くんでねえ・・・・・」の語りの効果に驚く私です。今回私は、遊友からのお誘いで、六段の調と花咲き山の尺八を吹かせていただきました。ありがとうございました。

花筏 実篤記念館の観梅のしらべで演奏を

2月 24th, 2010

観梅のしらべは、友の会会長の青野さんのご挨拶で梅の花が綻ぶように始まります

箏尺八にオーボエとファッゴットが加わり、賑やかな日本橋、日本晴れといった雰囲気でした

武者小路実篤の作品が箏と尺八の音楽に浸っています

 2010年2月20日は穏やかな日和で、梅見には最高の一日でした。この観梅のしらべは実篤記念館友の会主催によるもので、桐朋学園大学と地元仙川商店街協同組合の協力で行われる友の会交流会の第1部です。観梅のしらべは箏尺八で宮田耕八朗作曲の「キビタキの森」、オーボエ・ファゴットは「インヴェンションよりNO1バッハ作曲他浜辺の詩、椰子の実」べートーベン作曲「3つのデュオよりロンド」を演奏。また花筏のもう一曲は長澤勝利作曲二つの田園詩でした。またこの実篤記念館友の会交流会の定番であります和と洋のコラボレーションによる演奏があります。今回は渡辺泰子編曲「お江戸日本橋メドレー」を5人で演奏いたしました。13絃箏と十七絃、オーボエとファゴット、そして尺八の5つの楽器で演奏をいたしました。箏が全編を演奏しファゴットから入りオーボエに変わり、尺八が入って最後は全員で奏でるといった形式でした。それぞれの楽器の持つ特徴有る音色が、これまた一味もふた味も違った日本晴れの江戸情緒がかもし出せたのではないかと感じました。これは鑑賞した皆さんお一人おひとりが感じてくれたことと手前味噌ながら私自身が思っています。

 第二部の友の会交流会はハーモニープラザに会場を移し、ビデオ「愛と死」鑑賞。同原稿の逸話、友の会幹事で司書でもある横山さんが「ぼくもきみもかぼちゃも大切、みんな美しいを小学校図書館の時間に実篤を紹介」等のレポートがなされました。

 毎度のことながら、観梅のしらべは実篤記念館の職員の皆さんのご協力によりますが、何より桐朋学園の関田教授には、いつも間に入っていただき、取り持っていただいていることを深く感謝いたします。ありがとうございました。今日画像をいただきましたので貼り付けました。わずか3枚ですが少しでも会場の雰囲気を味わっていただきたいと思います。

布田小学校での伝統文化こども教室修了式

2月 23rd, 2010
平成22年2月20日の今日布田小学校で開催していた文化庁委嘱事業の伝統文化こども教室の修了式を行いました。昨年の6月20日から始まったこの教室全員にたいして「良く出席し、休まずにつづけてきました」と修了証書を授与し、式のあと修了演奏会、そして茶話会を行いました。演奏は、初めの一歩、カントリーロード、ミッキーマウスの三曲。今日の演奏は今までで一番よかった演奏でしたね。回を重ねるごとに上手になるその集中力は素晴しいの一言でした。その後の茶話会で一人ひとりに感想を述べてもらいましたが、また来年もしたい、文化祭で演奏したことが楽しかったなどが語られました。やはり人前で演奏する場面が一番の印象なのだと感じました。修了式アルバムのページを作りましたのでご覧下さい。また、指導員の演奏としては、田代せつ子さんが三絃、駒井孝子さんがお箏、そして肩を痛めた柴田さんの代わりに特別に小林千恵子さんに十七絃を、尺八は門傳良男の4名で水川寿也作曲の風のモザイクを演奏いたしました。

おひきぞめ会に

2月 12th, 2010

 2月7日は中西賀代子さん(調布三曲協会会員)社中のおひきぞめの会にお声がかかり、楽しい会に参加してきました。全18曲で、私は、オーロラ(吉崎克彦)、古曲ゆき、北海民謡調(宮城道雄)、秋韻(あきのひびき宮城道雄)の打ち物で出演しました。他に尺八では、黒田煌山氏、橋本洋氏が同様にゲスト出演でした。また、花岡先生や池田先生など懐かしい先生方にもお会いできました。社中は小学生からの幅広い層の参加者で、和気藹々の楽しい会でした。しかし演奏となるとそれこそ皆さん真剣に取り組み、たづくり10階の和室は、和気と熱気で充満していました。

花筏公演お知らせが朝日新聞でチラリと

2月 9th, 2010

 恒例の実篤記念館の観梅会において、毎年花筏の演奏が行われてきましたが、2月3日の朝日新聞に実篤記念館の梅が綻んだとの記事が掲載され、そして、花筏の公演が有る旨がチラリと紹介されました。紹介された梅の花の写真はさすがに記事に掲載されただけあり、ふくよかな香りが紙面から漂ってくるような鮮やかなそして確かな梅の花です。花筏は宮田耕八朗作曲のキビタキの森と長澤勝利作曲 二つの田園詩を演奏いたします。桐朋学園からはファゴットとオーボエの奏者が出演します。定番として出演者全員で合奏する曲があります。曲目は渡辺泰子編曲「お江戸日本メドレー」を箏、十七絃、尺八、オーボエ、ファゴットで演奏します。全編を箏が奏で、尺八・オーボエ・ファゴットが出たり入ったりします。

2010年2月3日朝日新聞朝刊に掲載された梅の開花記事

新吉田第二小学校邦楽鑑賞会

1月 22nd, 2010

ほれ、そこに咲いている赤い花今お前が咲かせた花だ。

音楽室での鑑賞会。春の海を澤田さんと

生徒代表のお礼のことば  生演奏はCDより迫力があって・・・

1月21日 今日は邦楽アンサンブル「ひびき」の演奏で、港北区の新吉田第二小学校に出向きました。11時30分から12時10分までの40分間の鑑賞会で、5年生と6年生がしっかりと鑑賞してくれました。新吉田第二小学校では毎年鑑賞会を開催していて、ひびきが伺っています。鑑賞会は地域の皆さんの参加もあり、一緒に鑑賞していただきました。校長先生のご挨拶の後、生徒から歓迎のことばがあり、演奏に入りました。演奏中は生徒の皆さんが食い入るように聞いていた態度には感心いたしました。演奏終了後は代表がお礼のことばを述べてくれました。春の海は鑑賞曲としてCDで聴いたより、生演奏は迫力があって素晴しいでした等と感想を交えての発言もあり、うれしくなりました(ほろり)。演奏会終了後はふれあい給食(給食を生徒と一緒にいただく)に参加し、お話をしながら給食をいただきました。ご馳走様でした。毎度の事ながら今年も校長先生始め先生方にはいろいろと細かく配慮していただきました。ありがとうございました。

桜丘睦会の新年会で仕事始めを

1月 18th, 2010

2010年1月16日は地域の自治会である桜丘睦会の新年会がありました。平成尺八塾仕事始めの行事となりました。
 睦会の新年会は先ず朝からお餅つきを行い。みんなで搗きあい、付きあいはじめといたしました。搗いたお餅は、黄な粉餅、あんこ餅、大根の辛味餅にされ、みんなでいただきました。そして、夕方からは先ず会館前の道路で、10名のメンバーによる蝶鼓舞の太鼓の演奏ではじまりました。その後会館の中に入り新年会が始まり、会長挨拶の後、おでんをいただきながら海松(みる)

演奏初めとなった新年会での演奏は桜丘集会所で

さんの横笛の演奏。そして、我が平成尺八塾の尺八演奏をいたしました。また、中学生のメンバーによる箏尺八の演奏も聴いていただきました。その後会場はカラオケ大会となり、6時に始まった会もあっという間に9時となりお開きとなりしました。

中学1年生の合奏グループ「ひまわり」のカントリーロード


合奏グループ「ひまわり」は、今回初めての演奏になります。布田小学校卒業の伝統文化こども教室の卒業生の有志が集まりました。みんなそれぞれ部活がありその合間をぬって練習しています。今回も3名は部活で演奏には参加できませんでした。しかし、昼間の餅つき会には手伝いをしてくれました。もちろんお餅はしっかりいただきました。それにしても4臼つきましたが、やはり搗きたてはおいしく、夕方には全部なくなりました。

布田小学校PTA講演会で三曲演奏会

12月 9th, 2009
全員で歌った赤鼻のトナカイは伝統文化こども教室のバックコーラス付きで

全員で歌った赤鼻のトナカイは伝統文化こども教室のバックコーラス付きで

天空の扉
天空の扉

12月6日は布田小学校PTAが主催する講演会があり、三曲演奏会でした。布田小学校で開催している伝統文化こども教室の皆さんとのコラボレーションです。子供たちは初めの一歩とカントリーロードを演奏し拍手喝采でした。われわれは邦楽演奏グループ歌音として、天空の扉、月に寄せる日本の歌、聖夜、赤鼻のトナカイ、ジングルベル、そして花さき山。今回は特に楽器説明の時間をいただいたので、箏、三絃、尺八をプロジェクターで画像を投影し且実演付きでした。この時期の体育館ということで多少寒かったですが、準備・運営してくださったPTAの皆さんの暖かいもてなしと、参加してくださった皆さんの暖かい拍手につつまれ、暖かい思いをいたしました。また、終了後に行った体験コーナーでは男の子も混じって指導を受けながらチャレンジしていました。

映像と音とデモつきの楽器説明

映像と音とデモつきの楽器説明天空の扉を全員で歌った赤鼻のトナカイは伝統文化こども教室のバックコーラス付きで

港北小学校で朗読と邦楽鑑賞の会

11月 21st, 2009

CIMG038011月17日は横浜市立港北小学校での朗読と邦楽鑑賞の会が開かれました。朝早くて大変でしたが、全校生徒300人の皆さんが熱心に鑑賞しました。曲目はもみじの尺八二重奏を演奏した後6年生が竹とピアノの伴奏で合唱しました。6年生が歌う時下級生は後ろに向きなおり、しっかりと鑑賞しました。その次は森岡章作曲のみずうみの詩。学校の音楽の先生がピアノを弾き、一箏と二箏そして尺八です。そして最後は花さき山です。この花さき山は同じく学校の朗読の大変上手なプロの活動をしている先生が、たっぷりとお話を語りました。暗くした体育館にステージいっぱいのスクリーンに大写しにしたスライドが「おどろくんでねえ・・・」語りとともに場面が展開すると会場がどよめきました。そして次第に声はなくなり物語りに引き込まれていきました。この日はとにかく寒くてそして雨。しかし、子供たちは元気で、終ったあと後片付けを手伝いながら飛んできて、とても良かったきれいだった、音楽も良かったと口々に言ってくれたのを聴いて、寒さなどは何処かへ飛んでいきました。学校の校長先生を初め先生方皆さんが一緒に運営しているという気持ちがとても強く伝わってきました。本当にありがとうございました。ひびきは三橋さん、猪瀬さん(友情出演)、高松さん、そして門傳でした。お疲れ様でした。次回は年明け早々の1月21日横浜の新吉田第二小学校ですね。頑張りましょう。