心に残る志賀島合宿講習会

11月 14th, 2009
有意義だった志賀島を後にフェリーでの2ショット

有意義だった志賀島を後にフェリーでの藤原道山氏との2ショット

尺八部門の道山講習

尺八部門の道山講習

2009年6月13日・14日にかけてNPO法人邦楽指導者ネットワーク21の主催する福岡県志賀島で行われた合宿講習会に参加しました。この志賀島は玄界灘に浮かぶ島といってよいほどの細長い陸地でつながった半島で、金印が出土したことで古代歴史において、また邦楽器発祥においても有名で、社会の教科書に載っています。ここで、邦楽界の貴公子とうたわれる藤原道山氏をゲストに招いての講習会でした。もうお一人の指導者は、NPO法人の代表理事であり、日本音楽集団の代表でもある田村拓男氏です。講習曲の他に尺八部門では藤原道山氏による基本の吹き方から息の吸い方といった、基本の基本のようなことから指導していただきましたが、これがまた目から鱗が落ちるといったような内容でした。また、特に道山コンサートでは、道山先生との合奏を目的に参加された面々の力の入った演奏と合奏する道山先生の竹の音色に聞きほれる瞬間でした。また、アンコールに応え、志賀島の海と講習会の心情を即興で独奏されたましたが、夢見心地境地でした。また、田村先生のリズム講習では、テンポの取り方とか、テンポの始点とかゲーム的な要素も踏まえて全140人に及ぶ講習でした。こういった機会でもないとなかなか藤原道山氏と近くで声を交わすことなど叶わぬところですが、合宿のおかげさま様ですね。この合宿は福岡県支部の東島さんの大変なご苦労で無事終了できましたこと改めてお礼申し上げます

藤原道山先生と田村拓男先生のご指導をを見つめる真剣な眼差し

藤原道山先生と田村拓男先生のご指導をを見つめる真剣な眼差し

第2回竹と風の音を楽しむ会

11月 11th, 2009
柱が美しい白壁を背にしての演奏です

柱が美しい白壁を背にしての演奏です

2008年4月に府中市の「蔵」で行ないました。普段は野口酒店の中久本店、辻の応接間として喫茶店を開いていますが、その2階をギャラリーに提供している蔵造りの建物です。その2階をお借りして開催いたしました。皆様にはドリンクチケット500円を負担していただきました。当然のことながら、香ばしいコーヒーの香り充満する中で香りに酔い、音楽に酔い?というコンサートでした。中にはそのチケットでビールなどを頼まれる方も居られましたが。曲目は門傳良男編曲集を中心とした構成でしたが、やはり定番のカラオケで楽しむプログラムもありみなで愉しみました。収容人員が25名くらいなので1、時間を分け2回公演としました。初めてのことです。おいでいただいた方にはコーヒーの1杯でも飲んでいただきゆっくりと聴いていただくのが願いです。

市民文化祭に三曲演奏会で

11月 10th, 2009
最後の最後の出番 二つの田園詩

最後の最後の出番 二つの田園詩

コンガが入った 喜納昌吉と滝廉太郎の花と花祭り

コンガが入った 喜納昌吉と滝廉太郎の花と花祭り

2009年11月8日は市民文化祭の三曲演奏会があり、我が平成尺八塾も出演しました。今回の演奏曲は、花にちなんだ曲を3曲をメドレーにしたもので、曲目は喜納昌吉の花と滝廉太郎の花とアルゼンチン民謡の花祭りを演奏しました。尺八ソロから入り、全体に太鼓をいれ、リズミカルにしました。太鼓はコンガを使用し、パーカッショナーは中原由貴さんで彼女にたたいてもらいました。尺八のソフトな音色に加え、太鼓が強弱のアクセントをつけて軽やかに500名のホールに響き渡りました。最後のほうでお客さんが少なかったのが多少残念でしたが、暖かい大きな拍手がうれしかったですね。もう1曲は長澤勝利作曲の二つの田園詩です。とても素晴しい曲ですが、作曲者の意向をどこなで表現できましたかといえばまだまだでしたが、箏の松本愛子さん、そして十七絃の権藤悦子さんありがとうございました。また、頑張る意欲がわいてきました。

調布三中開校50周年記念祝賀会で1期生と50期生のコラボ

11月 8th, 2009

P1000687P1000685P1000684一昨日の2009年11月6日は我が母校調布第三中学校の開校50周年記念式典が挙行され、次いで祝賀会が開催されました。なんとこの私が第1期卒業生であり、現在三中同窓会の会長を拝命しているのです。その関係もあり、実行委員会から尺八の演奏をと依頼されました。祝賀会のアトラクションであるからと一計を案じ、準備したのが第1期生と第50期生とのコラボレーション演奏でした。というのも今年三中に入学したピカピカの一年生に、小学校で指導した箏奏者2名と尺八奏者2名がいたので、それではと特訓を行い、一計に及んだ次第でした。一年生4名と私が三中関係者、プラス1名お箏の助演を三曲協会副会長村岡フミさんにお願いして演奏しました。曲目はカントリーロードを全員で演奏し、春の海を村岡さんと演奏しました。50年もの隔たりは、半世紀です。当然のことですが、一年生は三中の制服で、正装して演奏に臨みました。私としても先輩冥利に尽きるひと時に浸りました。会場からはアンコールの声声・・・がこだましました。子供たちもその気になりましたが、時間の都合で2曲で終りましたが、今の子供たちは本番に強いですね。会場では50年の隔たりを目の当たりにして、驚いてくれましたので、私の目論見が当たりました。出来ればこの中学生たちが今後とも箏尺八を継続するチャンスがあれば協力してゆきたいものです。

ふれあいの集い

11月 7th, 2009
白地に赤く?日の丸ではありません胸の赤い花です。

白地に赤く?日の丸ではありません胸の赤い花です。

胡弓が入り8名プラス尺八で北海民謡調を合奏

胡弓が入り8名プラス尺八で北海民謡調を合奏

2009年11月4日はふれあい敬老の集い(下石原地域センター)がひらかれ、たくさんの催ものがありました。日頃当センターを拠点に活動している方が、成果の発表を兼ねた敬老の集いです。会場いっぱいの参加者の方は、この日をとても楽しみにしているとのことでした。今回は箏思会(村岡ふみ氏)の活動発表会にゲストとして尺八を吹かせていただきました。曲目は北海民謡調と春の海で、どちらの曲も会場の皆様にはなじみがあり体を揺らして聴いてくれました。このセンターに今年90歳になる我が母親も鑑賞していました。

子どもあそび博覧会

11月 7th, 2009
体験にお箏が足りないくらい。しかし熱心でした。後で譜面を欲しいと。

体験にお箏が足りないくらい。しかし熱心でした。後で譜面を欲しいと。

校庭では市長さんもご挨拶。風が強い!
校庭では市長さんもご挨拶。風が強い!

2009年11月1日は箏アンサンブル遊友からのお誘いで、緑ヶ丘小学校で開催されたこども遊び場博覧会のミニコンサートに出演しました。前段で体験コーナーが開かれていて子供たちが親指だけに爪をはめ、トライしました。興味の有る子供で合ったため一回20ないし25分間も熱心に取り組み、その熱意あふれる姿にはとても頼もしい限りでした。中にはしばらくして再度体験しに来た子供もいて、かなり興味を持っていることが感じられました。お箏にチャレンジしたその子供たちは、最後のミニコンサートにも聴きに来てくれました。再挑戦した子供たちは数名でしたが、体験した曲(かえるの合唱、さくら、もみじ等)の楽譜が欲しいといってきました。お箏も無いだろうにと遊友の皆さんは首をかしげながらもうれしそうに楽譜を渡していました。遊び場博覧会のミニコンサートでは、私の出番はスライドショウー花さき山の尺八吹奏でした。

布田わくわくひろば祭りで

11月 1st, 2009

09わくわく5新しいぴかぴかの調布市こころの健康支援センターで

 今日2009年10月31日は調布市社会福祉協議会主催の布田ワクワクひろば祭りが、調布市こころの健康支援センター行なわれました。大勢のボランティアに支えられた地域のイベントで、盛りだくさんの演目が有る中で、昨年に引き続き平成尺八塾にも出演依頼がありました。今年は美しいフラダンスがトップメニューで、歌踊りカラオケ等盛りだくさんの演目がありましたが、私たち平成尺八塾の出番は7番目で、中学一年生2人を含む6名で演奏いたしました。曲目は花づくし(喜納昌吉の花、滝廉太郎の花、アルゼンチン民謡のはな祭りをメドレー形式に編曲したもの)と翼をください、コンドルは飛んでゆくを尺八の二重奏で演奏いたしました。  最後にはいい声だいい声だ、の全員合唱で終えました。コンドルは飛んでゆくにはコンガをつけたので、ドンタカッタッタと、ドラムの音が会場に響き渡りました。   会場には多くの市民のなかに市議会議長、都議会議員も見え、とても盛り上がっていました。今年も参加の皆さんにとっての楽しいひと時に、少しでも役に立つことが出来たら幸いです。私たちも会場の皆さんの暖かい拍手と晴れやかな笑顔に送られたことは、とてもうれしかったです。

港北区はなみずき祭に

10月 31st, 2009
神奈川中学校コミュニティ施設の花みずき祭 神奈川中学校コミュニティ施設の花みずき祭

2008年11月横浜市港北区神奈川中学校コミュニティ施設でのはなみずき祭に、平成尺八塾が友情出演しました。本曲鹿の遠音、木枯の他もみじ、花のなじみの有る曲の二重奏を行ないました。出演は阿部功さん、齋藤恭正さん、根津武則さん門傳良男でした。

文化祭プラザで

10月 30th, 2009
文化会館たづくり東側の野外特設ステージで

文化会館たづくり東側の野外特設ステージで

今日2009年10月17日土曜日は、一ヶ月に及ぶ市民文化祭の盛会を願う野外イベントの第一日目で、野外ステージと展示部門の体験等が催されました。今年からたづくりの東側に東向きにセットされた特設ステージでは、調布三曲協会から村岡ふみ社中の皆さんが、箏と胡弓六段の調等

演奏後の晴れやかな笑顔と胸のコサージがきれいですね

演奏後の晴れやかな笑顔と胸のコサージがきれいですね

の演奏を行ないました。私も「春の海」の演奏に協力させていただきました。今回は大映通り側に通りに向かって舞台がセットされ、初めてのレイアウトでしたが、予想以上によいレイアウトだったと思いました。たづくりに向かう人や、通りを行き交う車にもアピールできたような気がしたからです。箏・胡弓の体験コーナーでは、ブロンドのロシヤ人の参加があり、国際色豊かな文化の交流も果たせたのではないかと思います。このプラザは文化祭実行委員による模擬店も開かれており、心のこもったクッキーつきのワンコインコーヒー(100円)がとてもおいしかったことも書き添えます。また、翌日の18日は調布三曲協会からは佐藤美穂社中が和胡弓の演奏を行ないました。

10月3日の多摩川名月を見る会で

10月 22nd, 2009
 
川を背にした平成尺八塾のプレーヤー
川を背にした平成尺八塾のプレーヤー

土手の階段席の観衆1伊達の階段席の観衆2

惚れ惚れする月でした

惚れ惚れする月でした

  土手の階段席の観衆1

2009年10月3日は中秋の名月。十五夜の月でした。その日は午前中は雨でしたが、月の出る時間に奇跡的に晴れ、なんともいえないまん丸の月を愛でることが出来、そのなかで、平成尺八塾の尺八演奏をすることが出来ました。当日は5時から始まりましたが、すでに200人以上のお客さんが会場の土手のコンクリートの階段に座って待っていました。跳鼓舞の郷土部が奏でるフレ太鼓に続き、設えかざりの前での神主ののりと奏上が終ると、尺八の演奏に入りました。ポッカリと東の地平線に浮かんできたまん丸の大きな月の淡い光に照らされて、そして悠久の多摩川を背に塾生とともに吹奏した尺八は、なんとも言いようのない満ち足りた気持ちになりました。皆様からの暖かい拍手がいっそう川と天の空間に包まれて月に見られているという気持ちを高めました。他にも笛や太鼓、三線、パンフルートなども演奏の他、ベリーダンスの踊りも舞われ、さながら天の岩戸の前の音曲の宴はこのようなものかと思い抱かせるようなアット言う間の2時間でした。今回はなんと中学生の尺八演奏者も加わり、皆様を驚かせるシーンもありました。出演者 根津武則 澤口孝行 高野義彦 小久保弘 風間禅寿 門傳良男