Archive for the ‘平成尺八塾’ Category

第4回竹と風の音を楽しむ会を開催します

水曜日, 5月 18th, 2011

案内状竹便り3号2011年5月28日土曜日 調布市つつじヶ丘児童館ホールにて第4回竹と風の音を楽しむ会を開催します。
また、この会の演奏曲も何もかもを被災した全ての方々への追悼と希望に捧げます。
 当会のメンバーは「おーい」と声をあげると聞こえるくらいの近所の皆さん、それから我が母校の調布第三中学校の現役中学生など、竹の魅力にはまった面々が日頃の成果を発表いたします。
 先だって4月9日には、当塾が中心となり、味の素スタジアムに避難されてきている方方への炊き出しを担当し、お昼のサンドウイッチや熱い味噌汁とコーヒーお菓子など200食分を提供させていただきました。また、この前に書きました岩手県へのボランティア活動等を行っていますが、できることを継続的に続けて行きたいと思っています。
 この会の演奏曲も被災した全ての方々への追悼と希望に捧げます。お忙しい中おいでくださればこの上ない幸せでございます。お待ちしております。    平成尺八塾一同 

災害ボランティアとして大船渡市の末崎中学校と大槌町伝承館等の避難所で活動してきました

水曜日, 5月 18th, 2011

コーヒーの香りが館内にひろがってゆきます。

2011年5月3日の夜発ち、5月4日に岩手県大船渡市の避難所の一つ末崎ふれあいセンターに、5日は大槌町の伝承館と安渡小学校を訪れました。それぞれの避難所で温かいコーヒーをドリップして皆さんに飲んでいただきました。
今回同行したメンバーは小林千恵子さん、私の友人菅野正美さんとわたしです。桑都の会の会員の一人の実家が大槌町にあり、ご尊父が津波の犠牲になられたことがきっかけでした。独りでも行きたいということを聴き同行することにきめました。私自身も嘗て竹の同門で兄弟弟子だった方の安否をインターネットで調べた結果、無事が確認されたもののなんとか見舞いたいと思っていた矢先でしたから、都合がよかったといえます。何と大船渡市役所から紹介された末崎ふれあいセンターの避難所は末崎中学校で、同門の彼氏の母校だと聞き、本当に良い巡り合わせの中でボランティア活動ができました。
ボランティアは現地の迷惑にならないよう身の回りの全てを自分たち自身で処理できることが最低の条件と承知していましたが、さすがに全部クリアーするのは大変でした。
作業中のトイレ(ポータブル水洗トイレ)を購入したり、宿が確保できない場合を想定しテントの確保、発電機にガソリン缶等。しかし、小林さんが、奮闘し遠いけれどなんとか宿を確保してくれたので、それは今回不要になりましたが、夏にはまた必要になります。
特に今回はコーヒーのサービスを思い立ち、味の素スタジアムで協力してくれたコーヒーの専門店の「南蛮屋」さんに、全面的なご協力をいただけたことが何よりでした。豆を600杯分とそれに伴う紙コップ砂糖、ミルク、マドラーまで。当然のことながら落とすためのネルドリッパーとサーバー3台、水のポリタンク(20リットル)、豆を入れておくクーラーボックス。そして幟旗。熱源はプロパン(8キロボンベ)を用意。ガス台は営業用の二重コンロに5リットル用ヤカン。テーブルといす。小林さんのほうではお菓子とキャンデーなど用意しました。またこどもの日ということで紙芝居の用意もして、一回だけでしたが上演しました。演目はお国柄宮沢賢治の「注文の多い料理店」を菅野氏と二人で話し、小林さんが箏を入れるなどして上演しました。
大船渡の末崎中学校ではコーヒーの合間に箏と尺八の演奏も行い皆さんに楽しんでいただきました。
今回はうまく活動ができたのは、現地に知り合いがいて諸般のことが円滑にゆきました。またこのボランティア活動は永く継続して活動することが重要であり、今後も何でも出来ることを継続してゆきたいと思っています。

味の素スタジアムで被災者の方に炊き出しを

水曜日, 4月 13th, 2011

 

心も一緒に挟み込みサンドウイッチを作っています。

2011年4月9日味の素スタジアムで平成尺八塾が中心となって炊き出しをしました。皆様もうご承知のとおり、震災で被災された方々が各地で避難生活を余儀なくされていますが、この調布市の味の素スタジアムにも福島県の方々が現在130人ほど避難所として使用されています。最初は調布市滞在中に何か出来たら、少しでも安らいでいただければと、コーヒーの差し入れを相談したところ、炊き出しを提供するということが急きょ決まりました。平成尺八塾以外にもいろいろな方からの協力申し出があり、20人ものボランティアで炊き出しをさせていただくことができました。メニューは軽いものでということもありましたので、蕪とお豆腐と油揚げの熱いお味噌汁を渡辺さんが提供してくれました。ホットコーヒーは専門店の南蛮屋「樹」さんが、発電機持参でドリップして振る舞ってくれました。そしてお菓子類は、いま行列ができると評判の「ラスク」と饅頭やチョコレートにキャンディ、こども用にはスナック菓子も用意してくれました。当尺八塾はメインとなるサンドイッチ(授産施設スマイルが自信を持って焼いたバターロールにチーズとハムとレタスを挟み)提供しました。合計で各120食分を用意させていただきました。当日はあいにくの天候で雨模様でしたが80人以上の方にご利用いただきました。召し上がっていただいている間に少しお話を聞かせていただいたりしましたが、とにかく大変な思いをされていて、言葉になりません。すこしでも早く生活が安定されることを願ってやみません。また、快くご協力をくださいました皆さんに、心からお礼を申し上げます。

会場の案内板の前で

お迎えの準備は万端です。私達得意ですねこういうの

夢舞台公演は7月23日(土)に延期

金曜日, 3月 18th, 2011

平成尺八塾も地元メンバーとして共演いたします

 東北関東大震災の災害に見舞われ犠牲となった多くの方々とそのご遺族の皆さんに心からお悔やみ申し上げますとともに一日も早い復興を願っています。また、物資が枯渇する中で救助・救援のために日夜活動されておられる皆さんの行動に心から尊敬申し上げます。わたし達は無力感を募らせるばかりですが、出来ることをすることで幾分化の一体感を持ちたいと思っています。
 2011年3月19日調布市グリーンホール大ホールで予定されていた夢舞台公演は、計画停電の影響で7月23日土曜日に延期となりました。

箏尺八体験教室を3校で約300人が吹奏

火曜日, 1月 25th, 2011

持ち方はこーして右手の指の中指を・・・

 2011年1月13日の布田小学校を皮切りに、19日は世田谷区立桜丘小学校の6年生を対象に三校で体験教室を行いました。
 布田小学校は2クラス65人。桜丘小学校は4クラス160人、朝から昼までの4時間でした。
 いづれの学校も箏と尺八と二手に分かれて体験しますが、尺八の場合音が出せるのは2割という状況です。それだけに音が出た生徒はかなり得意になります。桜丘小学校ではどうしてもほしいという生徒まで出ました。わずかな時間(尺八はおおよそ10分間)で交代しなければなりませんから大変です。先生もチャレンジしてくれましたが、子供は素直なのでしょうか、大人より出易いと思うのは気のせいでしょうか。
 歌口の清拭は最初ウェットテッシュで対応しましたが、最終的にはカット綿にアルコールを浸して行いました。尺八はプラ管を13本を用意してありますが、もう少しほしいところですが、お琴の体験用の面数葉少ないのでそれに比べたら十分でした。今年は私が呼ばれたところは尺八も行いますから、箏のみならず体験の幅が広がって良いと思うとの先生のコメントが救いでございました。来年も期待したいものです。写真は桜丘小学校の尺八体験の場面です。

グリーンガーデン青樹(青木病院内)のお誕生会に

水曜日, 1月 5th, 2011

90名を超える皆さんの手拍子に乗って浪花節だよ人生は

正月は鉢巻をまいて演奏を

2011年1月5日の今日、調布市上石原にあるグリーンガーデン青樹(青木病院内)の1月お誕生会に尺八演奏をしてくださいと招かれました。広いレクリエーションホールに90名以上の方がお集まりでした。車椅子の方も大勢でしたが、最初から演奏に乗っていただきました。最初のハーピバースデーでは一月生まれの皆さんに万歳をしていただいたり、2曲目は「春の海」を生でお聞きいただきました。春の海は調布三曲協会の会員の中西賀代子さんに演奏をお願いしましたが、快く演奏してくれました。次の3曲は尺八2重奏曲で花づくし、二つの野ばら、証城寺の狸ばやしと演奏しましたが、演奏者の紹介のところで中学2年生を紹介すると会場からおーっと歓声が上がり、また、他のメンバー紹介でも地域のメンバーですと紹介をするとやはり歓声があがりました。特に尺八は珍しいと言うことで、喜んでもらえました。その後カラオケで浪花節だよ人生はと川の流れのようにでは、手拍子と唄が印象的でした。最後は「ここに幸あり」女の道はなぜ険しいと歌詞にあるけれど、男の道も険しいですよねと申し上げると皆さん納得して歌ってくれました。正月のイベントにお呼び頂きありがとうございました。皆様のご健康をお祈りいたします。

一日で2回公演をしました。初めてです。

火曜日, 11月 2nd, 2010

文化祭ポスターの前で


caption id=”attachment_818″ align=”alignnone” width=”300″ caption=”中学生も二人そろって演奏をしました。”]
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今年はバンダナを巻いて


2010年10月30日 この日は我が平成尺八塾にとって初めての一日2回公演でした。一回目は午前中11時から布田の「心の支援センター」における「わくわくひろば祭り」での演奏。もう一つは午後、調布市西部公民館における地域文化祭開会式のアトラクションで3時から約40分の演奏でした。特に西部公民館へ出演のきっかけは、実行委員長の小坂さんの発案でした。以前調布市郷土博物館の30周年記念行事の時、アトラクションで箏尺八の演奏したことを覚えていていただいて、今回お声をかけていただいたということでした。ありがとうございます。わくわく広場での演奏曲目は「遠くへ行きたい」と「二つの野ばら」そして全員合唱でドイツ民謡の「さよなら」をおこないました。どちらの曲も演奏し始めると誰からとなくハミング等を口ずさむ方々がでて、一緒に楽しんでくれている様子が伝わってきました。また、西部公民館の地域文化祭開会式は邦楽演奏グループ「歌音」の皆さんにもご出演をいただき、箏と尺八の幅のある演奏を聴いていただきました。演奏曲は尺八本曲「峰の月」、尺八二重奏曲「遠くへ行きたい」「二つの野ばら」、箏二重奏「フォスターの名曲集メドレー」そして箏尺八で「春の海」を演奏し、最後はわくわくひろばと同じようにさよならを合奏して締めくくりました。この日は台風の影響で大変な雨だったにもかかわらず、どちらの会場にも大勢つめかけ、とても有意義な会を経験させていただきました。ありがとうございました。

西部地域文化祭のオープニングで二つの野ばら他3曲を


春の海を

塾生総勢8名が市民文化祭に出演しました

火曜日, 10月 19th, 2010
遠くへ行きたい

尺八二重奏曲 雪の降る街を、遠くへ行きたい

2010年10月17日55周年記念調布市民文化祭が開催され、我が平成尺八塾も出演しました。天候もさわやかな晴天に恵まれ、演奏会日和でした。今回は尺八二重奏で「雪の降る街を」と「遠くへ行きたい」を演奏しました。特に「遠くへ行きたい」は、尺八のソロに合わせて7人がジェリー藤尾の歌ったようにハミングを歌い二重奏へと展開します。舞台袖では何が始まったかと思ったという声もあり、ハミングの導入は功を奏しました。塾のユニフォームは作務衣で、頭にバンダナを巻いての衣装で演奏しました。その他に吉崎克彦作曲「オーロラ」、砂崎知子作曲「暖流」演奏しました。暖流は尺八と箏二面の構成でそれぞれのカデンツアがあり、変化に富んだ曲といえます。それにしても我が平成尺八塾は中学生2人を含め計8人が出演しました。他のメンバーは、元は調布に住んでいて今は目黒住まいの一人を除き同じ町内会の面々で、毎週道場でワイワイと練習を行っています。経験年数は長くて6年を頭に2~3年のメンバーです。演奏者は舞台上手から高野、小久保、風間、塾長門傳、浅野、澤口、根津、齋藤各氏の皆さんでした。また当日は大阪に転勤したわが塾生が大阪から駆けつけてくれました。祢津さんありがとうございました。

第3回多摩川名月祭にて

水曜日, 9月 22nd, 2010

背に多摩川、そのおく遠くに都築丘陵の峰々。その上に満月が輝き「本曲峰の月」を吹奏。

リバーコンサートは尺八の合奏で。後ろには胡桃の樹と多摩川が。短歌『多摩川に」の吟詠が朗々と川面を渡っていきます。

金山彦神社の小島宮司様による祝詞。日は西に沈み東の空にはまん丸の月がふわっと昇ってきました。

 2010年9月22日 仲秋の名月の夜に多摩川の川辺で名月祭が催されました。主催待宵月の会(代表古川博資氏)。始まりの5時15分には赤い夕日が西に沈みかかり、東の空には満月がふわっと昇ってきました。暑い夕方でしたが川面を渡る風が心地よく、土手の斜面に作られた階段に腰掛けて鑑賞している参加者全員の間を抜けていきました。満天の空には雲ひとつなくだんだんと明るさを増して上っていく満月は荘厳で、月並みの言葉?では言い表せない雰囲気でした。会は金山彦神社の小島八良右衛門宮司さんによる祝詞奏上で厳かに始まりました。我が平成尺八塾は、尺八2重奏で「雪の降る街を」「遠くに行きたい」を、そしてカラオケで「川の流れのように」を演奏しました。そして最後は「月の砂漠」を参加者の皆さんと一緒に合唱しました。また、第2部では、オカリナ演奏、壺屋幸子さんの短歌岡本かの子作「多摩川の」の吟詠(尺八の伴奏をさせていただきました)があり、和胡弓の演奏に続いて尺八本曲 「峰の月」を演奏しました。この頃には川風もかなり強く吹き、途切れそうになるのをこらえて最後まで吹くことが出来ました。そして、川原でのコンサートをお開きとし、2次会場へと移りました。今回は音響機器を導入しましたので、広い会場の大勢の参加者の皆さんに、しっかりと音を届けることが出来たと思います。会場にお出でくださった皆様に心からお礼を申し上げます。

平成尺八塾合宿2010in大地沢

金曜日, 8月 6th, 2010

丸太ベンチに腰掛けての緑陰練習風景 


 2010年8月5日6日は、2日間とも好天に恵まれ、吹奏三昧でした。合宿地は神奈川県城山湖の近くの町田市の青少年宿泊施設で、大地沢青少年センターで行いました。木陰は風が通り抜け涼しく、なんと蚊がいませんでしたから、気兼ねなく屋外で吹くことが出来ました。塾生はかなり熟成?したと思います。それにしてもシオカラトンボが譜面台に止まり、羽を低くして目玉をぐるぐるさせて、参加したり、今時も鶯がさえずり合奏してくれたりで、自然の中で一体化しているという実感を得ながらの我が塾としての初の合宿でした。自炊をしながらの合宿でしたが、要綱どおりのスケジュールがこなせました。という以上に、自炊であったために野外活動におけるキャンプ料理の得意な、シェフ門傳のダイナミックな料理も堪能してくれたことと思います。また写真の私たちの服装は、多少ラフな格好ですが、北海道でも気温37度と報道された日でもありまして、時節柄ご容赦ください。